子供に口臭があったら....。
子供の口臭は、全身疾患にかかり免疫力、抵抗力が落ちると口臭は出やすくなります。また精神的なストレスがかかっている場合や、食習慣・歯磨き習慣などによっても口臭が発生します。では、乳幼児の口臭、学童時の口臭に分けて見ていきましょう
乳幼児の口臭(赤ちゃんの口臭)
口呼吸による口臭
子供は3歳ぐらいまでに、舌・唇、口の周りの筋肉(口輪筋、頬筋)を鍛える訓練をしていないと、口の閉鎖が不十分となり、鼻ではなく、口で呼吸すること(口呼吸)を覚えるようになります。口呼吸は乳幼児期の口臭の最大の原因です。
過去の日本では、乳幼児は母親のおっぱいをしっかり吸ったり、おしゃぶりをくわえたり、歯固めをさせるような遊びが自然と行われてきました。しかし近年これらが行われなくなったことにより口呼吸が増えてきたと考えられます。
口呼吸によって、口の中が乾燥したり、耳鼻科領域の器官の発達も未熟になり、慢性的な耳鼻科的アレルギーや、喘息やアトピーを誘発すると考えられています。
かぜを引いているときの口臭
風邪症候群などにかかっているときは、細菌やウィルスによって気道に感染が起こっているため、体全体の免疫応答が低くなっています。口腔内細菌の活動も活発となります。
また発熱のあるときは口の中の温度が上昇し唾液の分泌が抑制され口臭が起きやすくなります。このような時には、まず休養して安静に努め、特に水分補給に気をつけることが大切です。免疫力、抵抗力が落ちると口臭が出やすくなる傾向があります。
おなかを壊しているときの口臭
子供のおなかの調子が悪いときには、口臭が強くなります。消化器系の不調がガスとしてはき出す息に反映されます。子供のウンチは健康のバロメーターです。特に便秘の場合は口臭は強く出やすくなります。まずはおなかの調子を整えてあげることが大切です。便秘気味のときには繊維質のメニューにし、水分を多く与えるとよいでしょう。
精神的なストレスによる口臭
最近は小児の口臭を気にされる方が増加していますが、大切なことは、子どもに過剰なプレッシャーを与えないことです。成人の深刻な自臭症(口臭恐怖症)は、小児時代に母親から受けた口臭の指摘が引き金になっていることが多いと言われています。
心理的不安を与え続けると、将来自臭症になる危険性があります。いわゆるトラウマになる危険性です。小児の口臭治療では小児に与える精神的ストレスに対するフォローも大切になります。
子供の口臭が話題に出た場合、注意しておくべきことは、子育てに関して非常に神経質な母親が急増していることです。まず客観的な評価が必要です。我が子に口臭があると思う時、父親や家族にも臭気をにおってもらい、感想を聞きましょう。また小児歯科医または小児科医の先生を受診し、病的口臭であるかどうかについて判断を仰いでみるのも賢明です。子供にも生理的口臭は当然発生します。
学童時の口臭(こどもの口臭)
口呼吸
小学校就学前から小学生にかけての年齢の場合、口臭のもっとも大きな原因は口呼吸です。つねに口呼吸によって口の中が乾燥状態に置かれると、口臭は発生します。生理的口臭の増強された状態が続くことになります。このような場合は口呼吸の原因となっている疾患の治療の方が優先されます。
またこの時期、親から精神的に少しずつ独立していくため、歯磨きがおろそかになると、虫歯や歯肉炎などの発生する危険性が高まり、結果として口臭に結びついていきます。
カゼなどに罹患したときの口臭
乳幼児の口臭と同じく、風邪などにかかっているときは、細菌やウィルスによって気道に感染が起こっているため、体全体の免疫応答が低くなっています。口腔内細菌の活動も活発となります。また発熱のあるときは口の中の温度が上昇し唾液の分泌が抑制され口臭が起きやすくなります。このような時には、まず休養して安静に努め、特に水分補給に気をつけることが大切です。免疫力、抵抗力が落ちると口臭が出やすくなる傾向があります。
お腹を壊しているときの口臭
乳幼児の口臭と同じく、おなかの調子が悪いときには、口臭が強くなります。消化器系の不調がガスとしてはき出す息に反映されます。子供のウンチは健康のバロメーターです。特に便秘の場合は口臭は強く出やすくなります。まずはお腹の調子を整えてあげることが大切です。便秘気味のときには繊維質のメニューにし、水分を多く与えるとよいでしょう。
学童期に起こりうる口臭の問題(いじめ・言いがかり)
学校生活でよく遭遇する問題にいじめがあります。口臭はひとつのきっかけになる可能性があります。病気が原因の口臭や生理的口臭が最初のきっかけになることもありますが、学校生活やその子の自身の口臭以外の人間関係などの問題から、実は他の大きな理由があって、一番その子がダメージを受ける「口臭でいじめる」というパターンが多いようです。
このような場合は、口臭への対応と同時に、そのいじめの本質的問題の究明、本人の心のケアーの3つの対応が必要となります。
- 口臭の有無の客観的評価と(口臭があった場合の)口臭治療
- いじめの本質的原因の調査と問題解決への対応(学校の担任への相談など)
- 子供の精神的なケアー(心療内科やカウンセラーへの相談など)
このような子供たちを救えるのは親しかありません。本人だけの自力での解決は難しいと考えられます。精神的なケアについては「子供の心の問題」を専門とする心療内科の受診や、子供を専門とする心理カウンセラーなどによる専門的カウンセリングを受けることも良いでしょう。
食習慣や歯磨き習慣による口臭
食習慣や歯磨き習慣によっては、口臭が出やすくなることがあります。年齢には関係なく次のような点に注意すれば口臭予防効果があると考えられます。
- 朝食を抜かない(少量でも朝食を取る)。
- 砂糖を含んだおやつをだらだら食べない。
- 夜寝る前、起床直後の歯磨きを励行する。
- 舌磨きは基本的に避ける。
- 歯磨き剤の使いすぎに注意する(水だけでも歯磨き効果あり)。
- 食直後は歯磨きをせず、代わりに10〜15分間程度キシリトールガムを噛む。